善は急げ録

良く生きるためのノウハウ共有。

【かんたんフランス語】フランス語のあいづちを覚える【初級編・使用頻度「高」】

 

フランス語(外国語)をより自然に近く見せる方法として、「あいづち」が有効ということは以前に書いた。

フランス語がまだ慣れないうちは、自分から話すことに苦労すると思うけど、あいづちを打っておけば、フランス人とかは気をよくして勝手に話してくれる(笑)

ぶっちゃけ、あまり聞いていなくてもあいづちさえしていれば何とかなるし、聞き取れた部分に対してだけコメントをすれば会話が立派に成立する。

あいづちをマスターすればネイティブにより近づけるし、フランス語ならではのリアクションで会話に妙味が出て、語学力に深みが増してくる。

 

◆初級編 使用頻度【高】

フランス語のあいづち初級編!

今回は覚えやすくて、かつ頻繁に使うものを集めた。使いやすいのでまず覚えておくとかなり便利な表現です!

 

いいね! ―C'est bien! (super! / cool!) 

括弧内は"C'est"を言わず単語だけで使ったりもする。
"super"と"cool"は割と砕けた感じ。
汎用性が高いだけに、フランス人も返答に困るとよく使ったりする。

例文:

A : Hier j'ai été voir un film.

(昨日映画を見てきたよ。)

B : Cool! C'était bien?

(いいね!良かった?)

 

なるほどね ―(Ah oui,) je vois. 

ネイティブは自分の意見をズバズバ言うので、その返答として結構使う機会が多いと思う。
ただ、日本語の「なるほど」よりも軽く何度も使う感じではなく、本当に納得したときの切り札に使う感じ。

 

そうだよね ―En effet.

相手の言っていることが的を射ていたりとか、何か裏付けがあって納得したときに使う。「もっともだ」みたいな感じ。

例文:

A : J'ai été à Hokkaido hier. Il faisait très froid! J'ai cru mourir!

(昨日北海道に行ってきたけど、すごく寒かったよ!死ぬかと思った!)

B : En effet, j'ai vu à la météo qu'il faisait -10 degrés.

 (そうだよね、天気予報でマイナス10度だったよ。)

 

そっか ―D'accord. / OK.

「分かりました」という表現だけど、あいづちでも使える。ちょっと鼻にかけた感じで言うとネイティブに近い。

例文:

A : Je voulais acheter des pommes au supermarché, mais il n'y en avait pas.

(スーパーでりんごを買いたかったけど、なかったよ)

B : D'accord.
(そっか)

 

あ、そうなの ―Ah oui? / Ah bon?

「なるほど」を軽く使いたいならこっちかな。知らなくてちょっと驚いた時に使う感じ。

例文:

A : En France, les couples s'offrent des cadeaux à la St. Valentin.

(フランスはバレンタインに、カップルがプレゼントを贈りあうんだよ。)

B : Ah oui? Pas uniquement les femmes?

(あ、そうなの?女性だけじゃないんだね。)

 

 

ええ?? ―Quoi??

"quoi"は「何」を意味する単語だけど、「何だって?」と聞き返すのに使うし、「マジで?」みたいな信じられないような時にも使う。日本語の「何」と同じ用途だね。

例文:

A : Je me marrie dans deux semaines.

(2週間後に結婚するんだ。)

B : Quoi?? Je ne savais pas que tu avais une copine.

(ええ??彼女がいたなんて知らなかったよ。)

 

変だね・おかしいよそれ ―C'est bizarre(, ça).

自分は同意できない時に使う。
以下、"C'est ~"の形は、"C'est ~ ça."の形で使われる。他にも"ça ~ , ça"とかも同じ。文頭の"ça"とか"c'est"の"ce"をもう一回いう事で強調する感じで、使いこなせるとこなれたフランス語になる。

例文:

A : J'ai dû éteindre la lumière de la chambre, mais elle était allumée.

(部屋の電気を消したはずなんだけど、点いてたんだ。)

B : C'est bizarre, ça.

(おかしいねそれ。)

 

面白いね ―C'est marrant.

英語の"funny"の面白さに対して使う。「ちょっと変だね(笑)」みたいな感じでも使う。

例文:

A : Au Japon, on mange du KFC à Noël.

(日本ではクリスマスにケンタッキーを食べるんだ。)

B : C'est marrant, ça. On mange de la dinde traditionnellement.

(ちょっとおかしいね(笑)、伝統的には七面鳥を食べるんだけど。)

 

ありえへん・・ ―C'est pas possible.

直訳すると「ありえません」。「そりゃないね」みたいな感じ。「マジかー」みたいなリアクションとしても使う。

文法的に正しくは "Ce n'est pas possible." だけど、口語では"ne"が省略されて、口語ではほぼ100%"C'est pas possible."と言われる。

例文:

A : Je me suis fait volé mon vélo...

(自転車盗まれたんだ。。。)

B : C'est pas possible!

(マジか!)

 

あ~残念だね ―(Ah,) c'est dommage.

かなり使う表現。"Ah(あ~)"をつけると残念な感じが強調されるのは日本語と一緒か。

例文:

A : J'ai raté mon examen...

(試験に落ちたんだ、、)

B : Ah, c'est dommage, ça.

(それは残念だね。)

 

うわうわ~ ―Oh là là.

「オゥララ~」と大げさに発音する。嘘みたいだけどホントによく使う。

例文:

A : Il fait 38 degrés au Japon là.

(日本は今38度あるんだ。)

B : Oh là là, c'est pas possible.

(うわ~大変だね。)

 

 

以上、使用頻度のかなり高いあいづちを集めた。

汎用性が高く、話を能動的に聞いてる感じが出るので、聞き手になってるだけでも会話がだいぶ潤滑になると思う。

これらの意味は日本語の通りで、会話の中に軽く挟んでいくものなので、例文は載せなかった。中級以降のあいづちは使用場面が限定されてくるので、例文も載せたいと思う。