善は急げ録

良く生きるためのノウハウ共有。

【お金の話】所得税や住民税、社会保険はどのように算出されるか

確定申告で毎年、所得やら還付やら、iDeCoやらふるさと納税やらがいくらなのかを考えるが、毎度税金や社会保険といった控除や節税による控除がいつの所得をもとにして、どこの金額に影響を与えているのかわからなくなる。

いろいろ調べても、情報が断片的でとってもわかりにくい。

 

ということで、まとめて表にしてみた。

・税金(所得税と住民税)と社会保険はどの収入をもとに計算されているか。

iDeCoふるさと納税の節税は、いつのための節税になるのか。

といったもやもやを簡潔にまとめたつもり。

 

【給与所得の控除項目の算定基準】

控除項目	算出の基準	"iDeCo・ふるさと納税による 控除の方法" 住民税	前年の年収に対して算定。	翌年納めるものから控除 所得税	"毎月の所得額*に対して、国税庁の「給与所得の源泉徴収税額表」に沿った額が指定される。 *支給額から厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料などの控除額を差し引いた額。"	すでに納めたものから控除(還付) 健康保険	標準報酬月額(4月~6月)に従って9月に金額が確定(標準報酬月額の改定)。翌年8月まで適用。	- 厚生年金		- ※標準報酬月額は、健康保険の傷病手当金、健康保険の出産手当金にも影響する。介護保険の給付は、標準報酬月額の影響を受けない。

 

ちなみに、iDeCoふるさと納税の控除の仕組みは以下の通り:
iDeCoは掛け金全額が所得控除されて(課税所得額が低くなる)、それに伴い所得税・住民税の金額が下がる。

ふるさと納税は、課税所得額によって使える金額がかわる。ので、idecoで課税所得額が下がると、使える金額も下がるので注意。

ふるさと納税は、厳密にいうと節税ではない(税金を前払いしているだけ。ただ、2,000円の負担だけであれやこれやのおいしいものが食べられるのがメリット)。